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東京都森林組合さんの
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今やらなければ山から返事が返ってこない 東京都森林組合/森林整備・管理 生森 良太さん(写真左) 齋藤 孝さん(写真右)

【齋藤】東京の森林は、5ヘクタール未満の小規模な山林所有者さんが多いんですよ。そのほとんどの方が、木材価格の低迷で森林への意識も関心も薄れてしまって、自分が所有する森林がどこにあるのか、境界がどうなっているのかも分からないんですね。通常の森林施業を行う時には隣接者の了解を得るので、時間がかかるんです。

そこで、都の「境界明確化事業」支援を受けて、境界を明確にする事業に取り組んでいるんです。境界が明確になった地域では、GPSによる座標データで管理ができるので、国や都の補助事業などを計画的に実施して森林整備が行えるようになったんです。

昔は、各地域で山仕事をしていた人が、その場所は誰々さんの山で、そこが境界だよと分かってたんですが、そうした人も高齢化して、今では不明なところが増えているんですよ。こんな状況があるので、先送りにすればするほど本当に分からなくなってしまうから、今やらなければいけない。

森林を育てるには、50年の長い月日が必要なので、そのためには境界を明確にし、森林整備を行うことが必要なんです。森林組合はその責務を果たすために、今後も役職員が一体となって様々な取り組みを行っていきたいと考えています。