団体/紀州材を多彩に活かす造り手たち
WEB/ 和歌山県“紀州材”紹介ページ
概要
森林資源が豊富な和歌山県は、多彩な MOCTION を行っています。古来から紀州材のスギ・ヒノキは「美しさ・粘り強さ」に定評がありますが、それ以外にも今回の出展品を見ていくと、非流通材・未利用材の活用へ積極的に取組み、具体的な製品化を数多く製品化しています。この MOCTION にも、ぜひ注目してみてくださいね。
椅子
家具の中でも椅子は、木工品としてのデザインを様々に検討できるテーマなので、その取組も多彩です。
今回の和歌山県の展示では、職人さんが工房で手作りするもの、プレカット加工技術を活用したもの、デザイナーとの協業で製品化されたものなどを見ることができます。
椅子だけを追加で購入することがあったり、同じ椅子でもオフィスや家庭を問わず使われる機会もあるなど、仕事や生活に取り入れやすい木工品なので、広く一般の方も「買ってMOCTION!」しやすい分野ではないでしょうか。
【 アドベンチー 】 (ヒノキ)
ボルトを使わず105mmや120mmの角材を2本のフレームにはめ込むだけの簡単設置。ヒノキの6メートル材の場合、大人なら12人・子供なら20人が座れる(出展品は1.5m材を使用)。強度は十分であっても建材として利用機会の少ない、虫食い材の有効活用にも活かせる。
■□■ MOCTIONのPoint !! ■□■
[無加工・低コスト] [屋外設置・修繕が簡易] [実用性・汎用性が高い] [木材の再利用・持続可能性に貢献] [未利用材の活用促進]
+――+
【 園児の椅子 】 (ヒノキ)
小さな子供でも積み重ねしやすい設計デザイン。軽くて丈夫、倒れにくい形、安全な仕上げなど、あらゆるところに園児を気遣う職人さんの思いが込められている。
■□■ MOCTIONのPoint !! ■□■
[ユーザー目線の開発] [機能性と実用性の融合] [職人技とデザインの融合]
これらのMOCTIONは :
【 組子模様のスツール 】 (スギ)
目込みがよい紀州スギの木目を活かした座面が特徴的。材の使い方の工夫でデザイン性を高め、木材の面白さを伝えている。地域材に向き合う職人さんの、確かな経験がなければ生み出されなかった椅子。
■□■ MOCTIONのPoint !! ■□■
[地域材の特徴を活かす] [職人技とデザインの融合]
このMOCTIONは :
【 プレカット家具(椅子) 】 (スギ)
建築で流通材をプレカットする技術を、家具にも活かしたデザイン。プレカット工場をもつ製材所がデザイナーとコラボすることで実現。その中で今回は椅子を展示。建築と家具を製作過程でも一括コーディネートできるため、デザイン性を高めながら製作コストを抑える試みでもある。
■□■ MOCTIONのPoint !! ■□■
[コスト軽減] [技術の利用機会拡大] [協業・コラボによる革新性への挑戦]
+――+
【 ヤタガラス 】 (ヒノキ)
縁のある熊野本宮大社の神の使い ヤタガラスをモチーフに家具デザイナーとコラボレーション。座り心地の良さを追求しながら、三本足・翼などの特徴もデザインに活かし 可愛いオブジェとしても置いておける。
■□■ MOCTIONのPoint !! ■□■
[機能性とデザイン性の融合] [協業・コラボによる革新性への挑戦]
これらのMOCTIONは :
【 ロッキングチェア 】 (スギ)
和歌山県・龍神村の、スギの質感にほれ込んだ職人が作る逸品。紀州材のスギ(龍神材)で作られ、広葉樹に比べて温かく柔らかい肌触り。建築材としてあまり用いられない短いスギ材を活かし、地域のブランド化にも貢献している。
■□■ MOCTIONのPoint !! ■□■
[スギ材の家具への利用] [地域・材種の特徴を活かす] [職人技とデザインの融合] [未利用材の活用促進] [特定地域材のブランド化に貢献]
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【 木馬 】 (ヒノキ)
可愛い木馬の随所に、本格的なロッキングチェア作りのノウハウが生かされている。玩具である木馬を、生まれて初めて手にする自分専用の椅子と考えると、木育という分野に家具からアプローチしている取組といえる。
■□■ MOCTIONのPoint !! ■□■
[職人技の機会転用] [隣接する異分野への進出]
これらのMOCTIONは :
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その他の、和歌山県のMOCTIONはこちらから
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