12/4(木)~1/6(火) MOCTION企画展 Vol.104 MOCTION5周年記念 隈研吾館長企画 | 国産木材を活かす繋げる|MOCTION(モクション)

12/4(木)~1/6(火) MOCTION企画展 Vol.104 MOCTION5周年記念 隈研吾館長企画

展示期間/2025年12月4日(木)~2026年1月6日(火)

隈研吾展『里山に生きる、里山を活かす』(入場無料)

隈研吾館長のコメント

日本テレビ系の番組「所さんの目がテン!」の企画として、数年にわたり取り組んできた「かがくの里」の母屋プロジェクトは、ぼくにとって、現代における「人と里山の新たな関係」を問い直す、重要な場となっています。
ぼくたちが目指したものは、単に美しい茅葺きの建築を設計することではありません。里山という固有の場所から生まれた木材を使い、熟練の職人の手仕事を通して、その場所の生態系と資源循環に組み込まれるような建築を作ることでした。
母屋は、里の周辺木材を利用した丸太の大架構によって支えられ、土や 茅といった素材と共に、里山の資源循環の核として機能します。本展で は、その壮大なプロジェクトの構想から、地域材の調達、伝統的な技術 と現代の技術を融合させた丸太組みのプロセス、そして母屋を取り巻く、 かがくの里の資源循環と生物多様性のネットワークまで、その全貌を 「かがくの里」として追体験できる展示としてご紹介します。
この展示が、日本の豊かな里山材が持つ力と、それによって生まれる 持続可能な暮らしの形について、皆様と共に深く考えるきっかけになる ことを願ってます。自然と共生する、これからの建築やもののあり方を、 ぜひ様々なスケールから体験してみてください。

展示概要

MOCTION5周年を記念し、隈研吾展「里山に生きる、里山を活かす」を開催します。
本展示は5階MOCTIONショールームと7階特設会場の2つの会場にエリアを拡大し、隈研吾館長が手掛けて10月に完成したばかりの「かがくの里 母屋」をご紹介します。
5階MOCTIONショールーム内の展示エリアでは母屋の丸太の大架構が出来上がるまでの過程について、7階特設会場の展示エリアでは母屋を取り巻く里の循環資源と生物多様性のネットワークを可視化した展示を行います。
美しい写真の数々や、実際に里で使用した材料で構成された展示を通じて、「かがくの里」を追体験してみてください。