展示期間/2022年4月28日〜2022年5月10日 ※5月4日、5日はOZONE休館
展示概要
日本に広がる人工林を、適切に伐って、利用し、植えて、育てる循環を計画的に進めることにより、森林は健全に保たれ、水源かん養や山地災害の防止、生態系の保全など、森林が持つ公益的機能を果たすことができます。
こうした森林循環の促進は、林業やそれを取り巻く地域の活性化ひいては、SDGsが掲げている「15 陸の豊かさも守ろう」の実現につながります。
本展示では、日本の森林が育んだ木材をつかった2つのプロジェクト「杉でつくる家具」と、「東京チェンソーズ」をご紹介します。 それぞれの取り組みを通じて、森林循環について考えてみませんか?
出展事業者
・杉でつくる家具
「杉でつくる家具」は、1953年に発行された「アイディアを生かした家庭の工作」から木製家具24作品をピックアップし、現代の視点でリメイクしたDIY本です。図面作成を手がけたのは、KAKデザイングループの工業デザイナーたち(秋岡芳夫・河潤之介・金子至)。
ホームセンターも電動工具もなかった時代に、昔ながらの大工道具と建築用材だけで作れるように設計された、ミニマルで機能的なDIY家具をぜひご覧ください。
※写真上、下段左、中央
・東京チェンソーズ
株式会社東京チェンソーズは、東京都檜原村で2006年に創業した林業会社です。現在は30名余りのスタッフで植栽や枝打ち、伐採といった林業の現場から加工・販売まで行っています。
枝や葉、曲がり材、根株など一般的には流通しにくい素材も空間デザインや建築設計の専門家と組んで装飾などに活用するほか、おもちゃや日用品に加工して販売しています。 先人が植えた木を無駄にせず、1本まるごと使うことで木に付加価値をつけ、「小さくて強い林業」を目指しています。
本展では、1本の木の展示とその素材を使った事例をご紹介致します。
※写真下段右
MOCTION 自治体展示オンラインツアー
4月29日(金)16時~ オンライン(Zoom ウェビナー)開催
MOCTION の展示スペースでは、全国の都道府県による企画展や特別展示を定期的に実施して、自治体や事業者が進める国産木材活用の取り組みを、来場者の皆さまにご紹介しています。
今回 MOCTION では、この展示や取り組みをオンラインで見てもらえる場をご用意しました。遠方でショールームにご来館いただけない皆さまもオンラインツアーにご参加いただき、日本に広がる森林から採れた木材をつかった2つのプロジェクト「杉でつくる家具」と、「東京チェンソーズ」をご紹介します。
それぞれの取り組みを「木をつかい、森を守る ~SDGs 「15 陸の豊かさも守ろう」への手がかり~」特別展示を通じて、森林循環について考えてみませんか?
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