第1回もくチャレ 最終審査結果&表彰式レポート | 国産木材を活かす繋げる|MOCTION(モクション)

第1回もくチャレ 最終審査結果&表彰式レポート

入選作品の実作品審査で各賞が決定! 最優秀賞は金沢美術工芸大学古口善浩さんの「KIGUMI」に!!

2024年1月12日(金)東京ビッグサイトで開催されたWOOD COLLECTION(モクコレ) 2024 にて「もくチャレ 第1回家具デザインコンテスト with デジファブ」(以下もくチャレ)入賞作品の各賞発表と授賞式が行われ、金沢美術工芸大学の古口善浩さんの「KIGUMI」が最優秀賞に選ばれました。

【最優秀賞】

金沢美術工芸大学 古口善浩さん

「KIGUMI」

MOCTIONは昨年夏から“学生に知ってほしい日本の森林・林業・木材利用の今”をテーマにした学生(大学生・大学院生・専門学校生・高等専門学校生)向けのコンテスト「もくチャレ」の募集を開始。60名を超える応募の中からイメージボードの一次審査を通過した4名が、VUILD株式会社が運営するオンラインプラットフォーム「EMARF」を使用しShopBotを使って、北海道産トドマツ積層材を材料とした実作品を制作しました。

KIGUMI で最優秀賞を受賞した古口さんは「記念すべき第一回目にこのような素晴らしい賞を頂けて大変嬉しく思います。本作品は三六判から効率よくつくるために、伝統技術と現代技術をうまく融合させたところがポイントになっています」とコメント。プレゼンターを務めた岡田贊三審査委員長(一般社団法人日本家具産業振興会会長・飛騨産業株式会社代表取締役会長)は「デザインから設計、仕上がりに至るまで完成度がいちばん高い作品。座面部分の木組みは高さを一本ずつ変えてあり、しっかり考え抜かれている。強度に配慮した造形も評価された」と講評。高いブランド力を持つ家具メーカーの会長である岡田氏は「商品化できるレベルという言葉を最大の賛辞として送りたい」と古口さんを高く評価しました。

優秀賞・奨励賞を受賞された方を以下でご紹介します。

【優秀賞】

神戸電子専門学校 手島 遼人さん

「 the beginning 」

【奨励賞】

名古屋造形大学 山崎文也さん
「カヌレスツール」

【奨励賞】

慶應義塾大学 高橋 紗里さん

「Puzzling Chair」

岡田委員長の総評

MOCTION は日本全国の地域材を盛り上げる「国産木材の魅力発信拠点」です。館長の隈研吾さんは、「木は、国産木材は、若者たちの未来ためにある」と言い続けられています。ご応募いただいた学生の皆さんのみずみずしく斬新なアイデア、デザインを触発できたことで、「国産木材の普及」「木を使った未来づくり」に一歩前進できたのではないかと思っています。これを機会に、入選された4名、そしてご応募いただいた学生の皆さんにはぜひ、木材が生産される地域、たとえば私たちの飛騨などへ訪れて、木を育てる森と、木材が生産され、家具や木製品がつくられている地方の現場を見て実感していただきたい。

最後に事務局より御礼

この度はもくチャレにたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。

学生の皆さんの学びや将来のきっかけにMOCTIONが少しでも関わることができていましたら幸いです。

今後もよりよいコンテンツ制作やイベント開催などを行っていきますので、MOCTIONをどうぞよろしくお願いいたします。

新宿のショールームでは国産木材の情報をいろいろとご用意しています。お気軽にご来場ください。