岩手県
奥羽山脈と北上山地というふたつの山岳地帯を擁する岩手県は、古くからの木材生産地。現在はどちらの山地もスギやカラマツ人工林が多くなりましたが、広葉樹は森林面積の49%を占め、製紙用チップや薪炭、しいたけ原木などのほか、住宅や家具に使用される高品質の広葉樹材が生産されています。岩手県では、「木にふれる」「木を知る」「木を使う」「木を伝える」の4つの行動に取り組む「いわて木づかい運動」を推進しています。
代表的な木材
針葉樹 | アカマツ 県の木であるナンブアカマツは、重硬で強度が高く加工性に優れています。全国の有名な寺社仏閣など文化財の建築用材に利用されています。 カラマツ 材質はやや重硬で強度が高く、割れや反りが出やすい性質も加工技術の発達により克服されています。 |
広葉樹 | ナラ 緻密で重く、木目が美しい材質です。床材や家具などのほか、ウイスキーやワインの樽への需要も高まっています。 クリ 硬さと弾力反張力に富み、水潤にも強い耐久性を誇ります。岩手県産は真っ直ぐに育つのが特徴で、建築用材や家具などに利用されています。 ヤマザクラ 美しい艶と色調から、床材や敷居として使われるほか、和菓子の型や彫刻などにも利用される人気の大会木材です。 |
自治体窓口連絡先
019-629-5772
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